【片頭痛と緑内障】緑内障の目薬が「片頭痛」を治す?
【片頭痛と緑内障】緑内障の目薬が「片頭痛」を治す?
緑内障の目薬が片頭痛に効果があるの?
こんなお悩みにお答えします。
今回は、片頭痛と緑内障で悩んでいる方に片頭痛がなくなった話を分かりやすく紹介します。
この記事を読めば、まずは眼科へ行かなくちゃと思う!、そんな記事です。
*個人的な経験で書いています。試される場合は、自己責任でお願いします。
最近、私自身のことですが、興味深い現象に直面しました。
それは、緑内障の治療のために点眼薬を使い始めてから、悩まされてきた片頭痛が劇的になくなったという事実です。
これは偶然?それとも、この二つの疾患の間には、何か関係があるの?と思ったりしています。
今回、片頭痛と緑内障の一般的な関係、そして点眼薬がもたらした可能性についてお話します。
片頭痛の予防薬なしでは耐えれなかった痛み
まず、私自身の話をすると、当初は、副鼻腔炎の頭痛だと思っていました。カロナールやロキソニンをどこへ行くにも持ち歩き、何の前触れもなく、急に痛みがくるため、予定が立たず本当に困っていました。
病院を変えたり、薬を変えたりしたけれど、頭痛は改善することはありませんでした。
ある日、なかなかよくならないので、家族のすすめもあり、脳神経外科へ行くことにしました。
そこで、片頭痛と診断されてから、片頭痛の予防薬に出会い、予防薬は1日2回飲まないと効果がなかったものの、薬のおかげで普通に過ごすことができるようになりました。
ただ、医者からは、片頭痛は予防するしかないので、一生、予防薬を飲み続けないといけないとも言われて、仕方ないな・・と思っていました。
そんな中、眼科で緑内障と診断され、眼圧を下げるための点眼薬(目薬)の使用を開始しました。
診断当初は「また一つ治療が増えてしまった」と少し落ち込みましたが、この目薬を差し始めてから、驚くべき変化が起こったのです。
あれほど頻繁に、そして激しく襲ってきていた片頭痛が、嘘のようにパタリと起こらなくなったのです。
しかも、頭痛予防薬を飲まなくても、全く痛みがありません。
かれこれ、痛みのない日々が4カ月以上続いています。
ほんとに、片頭痛だったのかと思うくらい、痛みがない日々を過ごしています。
片頭痛と緑内障の医学的原因とは?
片頭痛と緑内障の一般的な関係を調べてみました。片頭痛のメカニズム
主に脳の血管が拡張したり、三叉神経系が刺激されたりすることで生じると考えられています。片頭痛の人は、血管の収縮・拡張をコントロールする機能が不安定な傾向があり、これは眼の血流にも影響を与える可能性があると言われています。
緑内障のメカニズム
主に眼圧の上昇によって視神経が障害され、視野が欠けていく疾患です。一部の緑内障の人は、特に眼圧が正常範囲内である「正常眼圧緑内障」の患者さんは、視神経の血流障害が関わっていると考えられています。
なぜ緑内障の点眼薬が片頭痛に効いたの?
私が使用している緑内障の点眼薬は、眼圧を下げる効果があります。その多くは、房水(ぼうすい)の産生を抑えたり、房水の流れを促進したりする作用機序を持っていますが、薬によっては血管に作用する成分が含まれています。
私が体験した現象の背後には、いくつかの医学的な可能性が考えられます。
血管作用を持つ成分の全身への影響(特にβ遮断薬)
緑内障の点眼薬の中には、β遮断薬(ベータブロッカー)という種類の薬があります。私が今、さしている目薬「ミケランLA点眼薬」もベータブロッカーです。これは、心臓の鼓動を穏やかにしたり、血管を広げたりする作用があり、全身の血圧を下げる薬としても使用されます。
実は、経口のβ遮断薬は、片頭痛の予防薬としても標準的に用いられているようです。これは、血管の過度な拡張を抑える作用などによるものです。
点眼薬は少量ながらも、涙道を通って全身に吸収されます。この全身に吸収されたβ遮断薬の微量が、片頭痛の引き金となる脳血管の不安定性を抑える効果を発揮した可能性が考えられます。
眼の炎症や血流の改善
緑内障の点眼薬の中には、眼の房水流出路を広げ、眼内の血流を改善する作用を持つものもあります。眼内の血流や房水循環が改善された結果、眼と脳をつなぐ神経や血管の緊張が緩和され、結果として片頭痛の発生頻度が低下したという間接的な効果も否定できません。
まとめ
今回、【片頭痛と緑内障】緑内障の目薬が「片頭痛」を治す? についてお話しました。もちろん、この私の体験は一人のケースであり、全ての方に当てはまるわけではありません。また、自己判断で片頭痛のために緑内障の目薬を使うことは絶対に避けるべきです(眼圧の過度な低下などのリスクがあるため)。
しかし、この経験は、「眼圧を下げる治療が、眼の疾患とは一見無関係な偏頭痛を改善させる可能性がある」という、非常に興味深い可能性を示しているかなと思います。
痛みが少しでもラクになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
はつごかんでした。
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